【C++】基本構文を解説~変数、データ型など~

基本構文画像 C++基礎

プログラミングの世界へようこそ!

この記事では、プログラミングの基本的な構文について学びます。

これらの基本的な概念を理解することで、あなたはコードを読み、書き、理解する能力を身につけ、プログラミングを始める準備が整います。それでは、一緒に学んでいきましょう!

  • コメントの書き方について学び、自分だけでなく他の人がコードを理解できるようにする方法を身に付けます。
  • 変数の宣言と初期化について学び、データをどのように保持し、操作するかを理解します。
  • データ型について深く掘り下げ、int、float、double、char、boolなどの基本的な型とそれらがどのように機能するかを学びます。
  • 基本的な入出力について学び、ユーザーとの対話を可能にする方法を学びます。

プログラムを実行するための環境構築がまだの方は「C++を実行するための環境構築|初心者でも簡単!(Windows)」をご覧ください。

1. コメントの書き方

C++におけるコメントは、プログラムの可読性や理解を向上させるために重要です。以下に、C++でのコメントの基本的な使い方と種類を解説します。

※コメントはプログラム実行時には読み込まれません。よってコードの説明などに使われます。

シングルラインコメント

  • // で始まり、その行の終わりまで有効です。
// これは単一行コメントです
int x = 10; // 変数xに値を代入

マルチラインコメント

  • /* で始まり、*/ で終わる範囲がコメントとして扱われます。
  • 複数行にわたる説明や詳細なコメントに適しています。
/*
 * ここは複数行コメントです。
 * 複数行にわたる説明を記述できます。
 */

ドキュメンテーションコメント

  • ドキュメンテーションツール(Doxygenなど)で自動生成されるコメントです。
  • 関数やクラスの説明、パラメータ、戻り値などを記述します。
/**
 * @brief 2つの整数を加算する関数
 * @param a 加算する整数
 * @param b 加算する整数
 * @return 加算結果
 */
int add(int a, int b) {
    return a + b;
}
  • コードの意図や背景を説明する。
  • 複雑な処理やトリッキーな箇所をコメントで補足する。
  • コードの修正履歴や変更理由を記録する。

コメントを適切に活用することで、自分や他のプログラマーがコードを理解しやすくなります。

2. 変数の宣言と初期化

変数はデータを格納するための箱のようなものです。変数を使用する前には必ず宣言する必要があります。

int a; // 変数aを宣言
a = 10; // 変数aを初期化

// または、宣言と初期化を同時に行うこともできます
int b = 20;

// const を付けると値の書き換えが禁止できます
const int x = 5;
x = 10;  // エラーが出力されます

以下のような適切な変数名を付けることで、コードの可読性が向上します。

// 変数の宣言
int num; // 数字(numberの略)

// 宣言と初期化を同時に行う
int age = 20; // 年齢

// constを付けると値の書き換えが禁止されます
const double pi = 3.14159; // 定数pi(円周率)を宣言して初期化

変数名は意味のある名前を付けることが重要です。わかりやすい変数名を選びましょう。

3. データ型(int, float, double, char, boolなど)

C++には様々なデータ型があります。以下にいくつかの基本的なデータ型を示します。

  • int: 整数を表現します。
  • float / double: 小数点を含む数値を表現します。doublefloatよりも精度が高いです。
  • char: 文字を表現します。
  • bool: 真偽値(true/false)を表現します。
int i = 10;
float f = 20.5;
double d = 30.123456;
char c = 'A';
bool b = true;
  • floatdoubleは浮動小数点数を表現するための型ですが、doubleの方が精度が高いため、通常はdoubleを選択します。
  • charは1文字を表現するための型で、シングルクォーテーションで囲まれた文字を代入します(例: 'A')。

4. 基本的な入出力(cin, cout)

C++では、cincoutを使用して基本的な入出力を行います。

  • cout: コンソールに出力します。
  • cin: コンソールから入力を受け取ります。
#include <iostream>  // 入出力を扱うライブラリをインクルード
int main() {         // プログラムのメイン関数
    int num;
    std::cout << "数字を入力してください: ";
    std::cin >> num;
    std::cout << "入力した数字は " << num << " です。\n";
    return 0;       // プログラムが正常に終了したことをOSに伝える
}

このコードを実行すると、以下のような出力が得られます。

数字を入力してください: 5
入力した数字は 5 です。
  • \n は改行を表す特殊文字です。これにより、次の出力が新しい行から始まります。
  • std::coutで出力する際、メッセージの最後に改行文字 \n を追加することで、読みやすい出力を作成できます。

まとめ

以上がC++の基本的な構文についての解説です。これらの基本を理解することで、より複雑なプログラムを書くための基礎が身につきます。頑張ってください!

C++の基本的な構文を理解することは、効率的なプログラミングのための重要な第一歩です。この記事では、コメントの書き方、変数の宣言と初期化、基本的なデータ型、そして基本的な入出力について学びました。これらを理解し、適切に使用することで、より効率的で読みやすいコードを書くことができます。

次のページ >> 【C++】制御構文を解説~(if、else、switch)など~

【C++】をより詳しく学びたい方はこちら >>【C++】入門書おすすめ3選!超初心者~中級者まで網羅!

プログラムを実行するための環境構築がまだの方は「C++を実行するための環境構築|初心者でも簡単!(Windows)」をご覧ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました